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エル・ライブラリー様から貴重な社史を寄贈いただきました

 2024年5月に、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)様より本学、中村智彦教授を通じ、大変貴重な『社史コレクション』の寄贈の申し出がありました。エル・ライブラリー館長の谷合佳代子様は中村智彦教授が以前より研究調査を通じてご協力をいただいてきた方です。社史は非売品のため、まとまってのコレクションは珍しいものです。皆様には、ぜひ研究のために、教養のために、ご活用いただければと思います。なかには小学生の方にも興味をもっていただけるのではないか、と思うものもあります。『写真でみる🍀三和銀行の歴史』を後で紹介いたします。531冊の全リストもニュース最後にリンク掲載しております。ぜひご活用ください。

エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)は、大阪市中央区北浜東にある
公益財団法人 大阪社会運動協会が運営する労働専門図書館です。
維持は市民ボランティアと寄付でまかなっておられます。
この度、本学が社史コレクションを譲り受け、研究者の方や、一般の方に、広く公開できることをとても喜んでくださっております。

<銀行の社史>

 本コレクションの中には銀行の社史もたくさん含まれています。
皆さん、ご自身のメインバンクは何銀行でしょうか?その銀行の前身銀行を知っておられますか?私のメインバンクは三井住友銀行です。通帳のキャラクターはミドすけ。その前はさくら銀行、通帳のキャラクターはパラサ&ディンキーダイノスや、ドラえもんでした。その前は太陽神戸三井銀行、そのまた前は太陽神戸銀行、通帳のキャラクターはエディ&エミーでした。その前は。。。子供だったので記憶がありません。通帳で一番印象に残っているのは、富士銀行(現みずほ銀行)です。ヒロ・ヤマガタのアースリーパラダイスシリーズ。通帳とキャッシュカード、とても印象的でした。今ではほとんどがネットバンキングで通帳レスが常識となっていますが、当時は、この通帳が欲しくて口座をつくる人もありました。懐かしい限りですが、各々の銀行の変遷をもう覚えていないのが正直なところです。
 銀行は、江戸時代の両替商にその起源をもっています。明治維新と文明開化の中、国立銀行が設立されます。国立銀行はそれぞれ紙幣の発行を認められていました。明治15年、日本銀行が設立され、複数あった国立銀行は普通銀行にかわり近代的銀行として発展していきます。昭和になり太平洋戦争がはじまり金融統制が強まります。昭和40年代には合併、業務提携がすすみます。また平成に入りバブル経済崩壊以降、破綻する銀行もあらわれ、平成の大合併、グループ化が行われました。各銀行の歴史を刻んだ社史はとても身近に興味を持ってみることができます。

 『写真でみる🍀三和銀行の歴史』この社史は三和銀行創立40周年(創業96年)を記念した昭和48年発行のものですが、当時の写真やポスター、預金通帳や国立銀行時代発行の紙幣等がたくさん載っています。三和銀行も、UFJ銀行、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ銀行と名前を変えています。大人がみても子供が見ても面白い内容となっております。

<社史全コレクション>

寄贈いただいた社史全リストはこちらからご覧ください。
現在まだすべてを配架できておりませんが、閲覧希望の際は図書館カウンターにてお問い合わせください。
中村智彦教授のご縁で、エル・ライブラリー様より寄贈いただいたコレクションを大切に、またたくさんの方に利用いただきたく思っております。ぜひフレンドシップ会員図書館利用会員のご入会もご検討ください。

<図書館の現在のイベント>

後期はじめの展示は、衣食住にまつわる本の特集です。
身近なテーマから自然災害に関連する本まで幅広く展示しています。
普段の暮らしを振り返る機会に、ぜひ手に取ってみてください。展示タイトル:『衣・食・住』
期間:2024年9月24日(火)~12月7日(土)
場所:図書館2階カウンター前

図書館の開館カレンダーなどはこちらからご確認ください。