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防災救命クラブが、兵庫自治学会研究発表大会において学会発表を行いました

2022年12月17日(土)に兵庫県立大学にて開催された、兵庫自治学会研究発表大会において、本学防災救命クラブ(DPLS)の学生が研究発表を行いました。

兵庫自治学会が主催する今大会は、「ポストコロナ社会の多様な働き方について考える」をテーマに講演が行われ、その後はテーマごとの分科会に分かれ、本学は「防災・減災」について研究発表を行いました。

<研究の目的>
本学DPLSは災害時の避難行動要支援者の支援や対応、六甲アイランドからの避難方法など六甲アイランドには数多くの課題が残されており、その課題に対して問題解決に繋ながるように調査、発表しました。

<本学発表題:災害時要援護者対応について-外国人及び高齢者->
研究発表者:中並美月さん
このテーマを選んだ理由は、本学学生にも六甲ライナーのことを知ってもらう必要があると感じたからです。

下調べでは、六甲ライナーが自動運転システムで無人運転の車両であるため、文献が少なく難渋しましたが、様々な視点から調べてみると多くの文献にたどり着きました。

発表では緊張して詰まってしまうところがあり、自分が強く伝えたいところをうまく伝えられなかったことが反省点です。

今回は六甲アイランド内の実態調査を行ってきましたが、他のグループの研究テーマである「基幹福祉避難所の運営内容について」と関連しているので、今後は協力して具体的に実態調査を行ってみたいと思いました。

<本学発表題:災害発生時の六甲アイランド内避難について>
研究発表者:松本 悠希さん 明石真奈さん
テーマは基幹福祉避難所の運営内容について
阪神淡路大震災時に高齢者の死亡率が60%と高く、また直接的な被害だけではなく、避難生活で起こる精神的ストレスや避難者の持病の悪化など災害から生き残ったがその後の生活環境の激変により亡くなってしまった方が多くいたため、このテーマを選びました。準備段階では基幹福祉避難所に関するデータが少なく、事前準備に時間がかかりました。研究発表時には緊張はしていましたが落ち着いて発表するとができました。

発表後、アドバイザーからは阪神淡路大震災時の高齢者死亡率が高いのは、ただ逃げるのが遅れただけでなく、もう生きるのを諦めてしまった人もいるという話をお聞きしました。

私たちは逃げることが困難な状態であったと思い込んでおり、別の事象を探していなかったので心に残るアドバイスでした。

アドバイスを受け、今後に向けて阪神淡路大震災時の高齢者死亡率が高かったことに関して他に理由がないか、調べていきたいと思います。

<学会発表に参加して>

初めて自治学会に参加させていただき、自分の知らないことをたくさん知ることができました。他の大学さんの発表も聞くことができ、とても貴重な機会に参加させていただくことができました。

1回生田中大夢さん

学会発表で、防災についての様々なアプローチの方法を知ることが出来ました。また、来年度のDPLSの活動のヒントを得ることができたので、これからの活動に活かしていきたいです

2回生大久保響さん

今回初めて学会に参加してみて自分が知らないことが多くてこれから色んな文献を読んだりしてインプットしていきたいと思いました。

1年 藤井さん

DPLSは今後も地域課題解決に向けて積極的に取り組んで参ります。