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久元 喜造神戸市長による特別講義・座談会を実施しました

11月29日(火)、本学にて久元 喜造神戸市長による特別講義・座談会を実施いたしました。「大学、学生のまち神戸の取組みとポストコロナを見据えた持続可能な神戸の未来づくり」をテーマに、新しくなった本学の学生食堂「スカイコート」を会場とし、100名を超える学生・教職員が参加しました。

はじめに、特別講義として久元市長より全国有数の大学集積都市である神戸市の現状を踏まえ、神戸の強みを生かした施策について紹介いただきました。
教育機関と産業界・行政など地域連携による将来のビジョンの共有、地域の課題解決へ向けた連携協力の強化、優秀な外国人留学生が卒業後も神戸に定着するための施策など、大学を含めた教育機関との連携促進についての説明がありました。

次に、都心三宮を中心とする神戸のまちの魅力を高める取組みについて説明いただきました。再開発で生まれ変わった三宮周辺の姿をスライドで紹介した後、神戸を代表するポートタワーのリニューアルやウォーターフロントの魅力向上、新神戸・西神中央など地域の拠点となるターミナルの再整備などについての説明がありました。

最後に、神戸の豊かな自然環境と生物の多様性について説明いただきました。里山環境の維持、外来生物による日本固有生物の減少などの例を紹介後、学生エコボランティア「リコラボ神戸」による里山活動など問題解決のための施策についての説明がありました。今後は環境保全活動だけではなく、田植えやお祭りなどの体験を通して学生と地域住民との交流の広がりに期待を寄せられました。

講義後の質疑応答では、神戸市の政策や学生に求められることなどについて、学生よりいくつも積極的な質問が出されました。
なかでも、「学生の活用や学生とのコラボ企画」についての質問に対し、「ボランティアやイベントを一回でもよいので体験してほしい。子供食堂、学習支援塾など様々なジャンルのものを提供しているので、自分に適したもの、関心のあるものに積極的に参加してほしい。そして、何事にも熱意を持って参加してほしい」とお答えいただきました。

続いて座談会形式で、本学の学生5名がそれぞれのテーマに従い、市長と活発な意見交換を行いました。
その中の「SDGsなどの世界レベルで取り組んでいる問題において、公的組織と民間企業の境目が曖昧になっている。今後自治体行政がなすべき最も大切なことは何か」という質問に対し、「まずは市民のために汗を流してほしい。現実から逃げず正面からしっかり見つめ、組織の中で発揮できる力を身につけてほしい。そして、何事にもチャレンジする気持ちと情熱が大切である」と強調されました。

また、「日本で外国人が就職することが難しく感じており、今後外国人が働きやすい環境作りや雇用促進に向けた取組みについて教えてほしい」という留学生の質問に対し、「外国人を雇用する企業を増やすことが大切である。神戸には多くの中小企業があり、留学生の皆さまの能力をどう活用するか、自分たちのビジネスにどう役立てるかを考える環境作りが必要である」との思いをお伝えいただきました。

最後に、市長と座談会に参加した学生たちで記念撮影を行いました

■参加した学生の感想

より良いまちをつくるために、自分が今からできることを常に考え、将来的には神戸市や地元の市町村に貢献できる働きができるよう、自らを磨いて今後も頑張っていきたいと思います。

経済学部 国際文化ビジネス・観光学科 4年生 

神戸市に長年住んでいますが、自分の知らないことが多く、とても勉強になりました。
神戸で開催されている学生とのコラボイベントの企画なども知ることができ、これからの人生で活かすことができると思うので、これを機に参加したいと思いました。

経済学部 経済経営学科 3年生 

神戸と日本の発展のために、外国との交流が必要不可欠だと思いました。今回の講義を聞き、留学生の私にできることは、日本と海外との架け橋となり、両国のために力を尽くすことだとあらためて思いました。 また、街の賑わいや豊かな自然、素晴らしい政策など、神戸の魅力を実感できました。

経済学部 経済経営学科 4年生