NEWS

経済学部　国際文化ビジネス・観光学科のプロゼミ（担当：服部淳一専任講師）において、NBSホテルズ＆リゾーツ株式会社／NBSホスピタリティ株式会社　取締役COO　長野輝裕氏に特別講義をご担当頂きました。

多くの学生が初めて聞くSWOT分析についてもパワーポイントを用いて大変丁寧にわかりやすくご説明いただきました。「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つのカテゴリーに分けて分析していくなど、「神戸国際大学のとなりの空き地にホテルを建てるなら」の研究にすぐに役立つ学びを得ることができました。 また、経営の仕組みや客単価と売り上げの関係についても多くのわかりやすい例を交えながらご教授いただきました。学生たちも一生懸命メモをとりながら熱心に授業に取り組んでいました。最後の質疑応答では学生たちから、コロナ禍の影響や少子化におけるホテル業界やブライダル業界の未来に関する不安について質問も出ましたが、長野氏から「未来の心配ばかりではなく、自分のしたいことをすべき」という熱いアドバイスもいただき、学生たちにとっては自分の将来について前向きに考えるきっかけとなった授業となりました。

長野氏からはホテル業界を目指す学生へのメッセージとして、視野を広く持ち、考えられることをすべて出し切るということが⼤切だとお話がありました。

服部ゼミではホテルやブライダル産業に関する理解を深めるため、基礎的な知識（歴史や分類、運営形態、各部⾨の役割など）、直⾯する課題、企業の仕組みや取り組み、働く⼈たちのやりがいや魅⼒などについて、体系的に学習しています。

■参加学⽣のコメント

　空き地にホテルをの課題で、どの目線でどのように考えたらいいのか悩んでいたので多くのアドバイスをもらえてよかったです。また課題の話だけでなく就職活動での分析の仕方など聞くことができて参考になりました。

　今までいろんな方の話を聞かせてもらいましたが、やはり経験を積むことは本当に大切だと思いました。今回の長野さんのお話で人間観察をするなどありましたが行動することで体験できる経験があると思ったので、気になるホテルや企業など積極的に調べたり、実際に宿泊してみたいなと思いました。

■担当教員のコメント

　学生たちは『神戸国際大学のとなりの空き地にホテルを建てるなら』という、過去のゼミ生も取り組んできたグループ研究に取り掛かりました。何もない土地にどんなホテルを建てればお客さんは来てくれるか、企業は利益を上げることができるのか、地域社会に受け入れられ共存共栄できるのか…など、さまざまな検討課題にグループで取り組むことで学生目線では気付かないホテル・ビジネスの面白さについて考える機会としてもらえたらと思います。