NEWS

ブランドマネジメントを学ぶ今回の授業は、大阪文化服装学院（大阪市・1946年創立）の協力のもと行いました。同学院では、学生による期間限定のショップの企画・運営を実施しており、今回は大阪・梅田の商業施設 HEP FIVEに出店し、学生自らがマーケティングリサーチ、コンセプト設定、内装・品揃え計画、バイイング、PR、販売などショップ運営のすべてを行っています。

この期間限定オリジナルショップの展開は、大阪HEP FIVE（ファッションビル）のデベロッパーが、コンペ形式で審査をし、勝ち残った企画案を実際の店舗として3ヶ月間オープンさせてくれるというものです。

3ヶ月間という長期間ショップ運営に携わることで、学生たちは経験を積み重ねて成長し、様々なノウハウを習得するで、実践的な感覚を養うことができます。

山本ゼミの学生たちは、事前に大阪文化服装学院の播岡充先生（ブランドマネージメント学科学科主任）による授業を学内で受講し、今回訪れる大阪のHEP FIVEにある店舗『美丽』の企画書を通して、ターゲットイメージやアイテム構成などブランド戦略について学びました。

イメージではない、より実践的で、仕入れや売上を伴うショップ運営の厳しさを目の当たりにしたことで学生たちの成長に繋がり、大変有意義な時間を過ごすことができました。

◆担当教員先生コメント

今年のショップ名は美丽（mei li：メイリー）でした。毎年様々な企画案が出てくるので、大阪文化服装学院の学生のアイデアには驚かされます。また同じ学生という立場から見て実践的な売上責任という厳しさを体験している彼らに、本学のゼミ生も刺激をもらうことが出来て、大変良かったと思います。

◆参加学生のコメント

ファッションに興味があり、高校3年生の頃から神戸国際大学でファッションビジネスを勉強したいと考えていました。今回の学外授業では、同世代の学生が企画した店舗を見学して、そのクオリティの高さに驚きました。
特にコンセプトに注目して店舗や商品を見ていましたが、本当に中国を感じられるお店で、非常に魅力的でした。また、スタッフとして働いている学生から、オリジナルアイテムのカットソーなど製作のこだわりなども伺えました。
今までの授業で学んだことを振り返りながら「このコンセプトで高価格帯の商品を扱うのであれば、どうすれば良いのか」など考えながら店舗を見ることができ、とても勉強になりました。

経済学部　国際ビジネス・観光学科
2年　今津 想宇さん

プロゼミの授業では、業界だけでなくブランディングなども学んでいます。今回、店舗を見学すると、HEP FIVEにある他のお店に負けないほどの個性があり、差別化の重要性について理解することができました。また、在庫を多く持たないようにする流通の仕組みなどバイヤーを務める学生から話を伺い、イメージの部分だけでなく店舗運営に必要なことについて、現場で知ることができました。
授業や今回の学外授業を通して、店や服の見方が変わり、すぐに店舗レイアウトやコンセプトについて考えるようになりました。将来は自分のブランドを立ち上げたいので、それに向けてこれからも勉強を続けたいです。

経済学部　国際文化ビジネス・観光学科
2年　大橋 怜真さん

将来は地元の愛媛で、自分の店を持ちたいと考えており、そのためにファッションビジネスのゼミを選択しました。人により好みが異なり、ターゲットが分かれていることや、それによるビジネスの違いを学ぶことは面白いと思いました。
今回見学させていただいた店舗でも、コンセプトに合わせた商品陳列をされていて、服だけでなくアクセサリーなども扱っており、それらがどの層に手に取って欲しいかターゲットがはっきりしていたと思います。
これからも商品やブランドのことだけでなく、店づくりについても全般的に学んでいきたいです。

経済学部　国際文化ビジネス・観光学科
2年　久保 創一さん

ショップ 美丽（mei li） 概要
＜営業期間＞2022年9月17日（土）～12月18日（日）11:00～21:00　不定休
＜場所＞HEP FIVE 6階（大阪市北区角田町5-15）
＜運営学科＞大阪文化服装学院 ブランドマネージメント学科 ショップ開発コース3年
＜ECサイト＞https://meiliosaka.shopselect.net/
＜SNS＞ インスタグラム　TikTok