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防災救命クラブが中学生を対象に「心肺蘇生法とAED使用方法の講習会」を実施しました

2022年8月26日(金)に西宮市立平木中学校にて、本学防災救命クラブ(DPLS)が運動部所属の中学生を対象とした「心肺蘇生法とAED使用方法の講習会」を実施しました。

防災救命クラブ(DPLS)は、災害時の自主救護、AEDや心肺蘇生法等を学び講習を行うことによって、人を助けることの意義や、真剣な救命行為に接することで、命の大切さを周りの人たちに伝えています。
そして将来、多くの人がかけがえのない命を救う活動を行うことができる社会、人の命を大切にする社会が作られていくことを望んで活動を行っています。

今回は陸上競技部、野球部、サッカー部、バレーボール部、バスケットボール部、剣道部、卓球部の20名が参加しました。
初めに、「救急法はなぜ必要か」「生きているサインについて」などについて動画や模型を交えて学び、次に呼吸や心臓の動き・気道について実際に体験して頂きました。

救急法の手順を確認後、AED説明について学び、胸骨圧迫・AEDの説明実習が行われました。
参加した中学生は、はじめは緊張や恥ずかしさも少し見えましたが真剣に取り組み、大学生の指導を受けながら徐々に上達していきました。

終了後のアンケートにも、「命の大切さを学んだ」「生活に役立てていきたい」「胸骨圧迫は難しかった」「今後も頑張りたい」「AEDの設置場所を知っておくことが大切」「落ち着いて行動」「AEDの大切さ」「人が倒れていたら助けてあげようと思いました」などと記載があり、講習時に意図していることが伝わっていると感じることができました。

また、多数のご質問も頂き、講習をしたことで、普段気にしないようなことにも疑問を持って頂くことができたのではないかと思います。

■参加中学生コメント

今回初めて胸骨圧迫やAEDの使用方法を教えてもらい、貴重な体験になりました。今後は学んだことを意識して生活していきたいです。(陸上競技部・男子)

命を守る大切な処置を知ることができました。自分の人生に関わるかもしれないことについて学ぶことができて良かったです。(陸上競技部・男子)

■西宮市立平木中学校 三宅 和代 先生 より

「学校における心肺蘇生とAEDに関する調査報告書」(平成30年3月)によると学校の管理下におけるAEDを使用した場面は体育・スポーツ活動中が多いと報告されているため、部活動をしている生徒に知っておいてもらいたいと考え、講習を依頼しました。
専門の先生や大学生に指導して頂いたので、楽しみながら真剣に取り組んでいたと思います。
生徒からも「講習前は難しいと思っていたが、やることはシンプルだった」と感想を聞き、学ぶこと、そして経験を重ねることで知識が身についていくと改めて感じました。
学んだこと全て完璧にできるようになれば一番良いですが、まずは「学んだことの中で、できることからやってほしい」と願っています。

■参加学生 コメント

中学生に指導したのは初めてだったので、恥ずかしがるだろうなと思っていたのですが、恥ずかしがることもほとんどなく、純粋に取り組んでもらえました。
また、参加した中学生同士で話し合い、疑問に思ったことを自分たちで考えていたので、素晴らしい意識だなと感心しました。
この講習をキッカケに、少しでも自分でやってみようという意識を持ってくれると嬉しいです。

防災救命クラブ(DPLS)
リハビリテーション学部 理学療法学科
2年 大久保 響さん

■防災救命クラブ(DPLS)顧問 コメント


こちらから質問した時にも手を挙げて回答してくれて、積極的にはっきり発言してくれたので、スムーズに進行することができました。
胸骨圧迫・AEDの説明実習では、大学生の指導のもと、真剣に取り組んでおり、命の大切さを学んで頂けたと思います。
私たちが貴重な経験をさせて頂いたので、ご依頼頂いたことに感謝申し上げます。

防災救命クラブ(DPLS)顧問
小枝 英輝 教授

■リンク

西宮市立平木中学校
防災救命クラブ(DPLS)