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ホテル産業論の授業において、ライフスタイルホテル「モクシー大阪本町」の総支配人による特別講義を行いました

経済学部を対象としたホテル産業論の授業(担当:服部淳一専任講師)では、ホテル産業に関する理解を深めるため、歴史や分類、運営形態や各部門の役割などの基礎的な知識や、直面する課題、企業の仕組みや取り組み、働く人たちのやりがいや魅力などについて、体系的に学習しています。

この度、2022年5月27日(金)に行われた授業では、マリオットグループのホテルであるモクシー大阪本町の総支配人 田口健氏による特別講義を行いました。

モクシー大阪本町は、世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルが運営するライフスタイルホテルの一つです。
(写真はモクシー大阪本町の共用テーブル)

MOXY(モクシー)ブランドをモク掲げるホテルは、高いデザイン性と、宿泊以外のユニークな機能を有したホテルで、新しいライフスタイルとを提案しています。昨年には、ホテルやブライダルを学ぶ服部ゼミの学生が、モクシー大阪本町を見学に訪れました。
(写真はモクシー大阪本町のエントランス)

今回の特別講義は、総支配人の仕事内容や、外資系ホテルと国内ホテルの違いを学ぶために実施されました。

田口氏の自己紹介の後は、MOXYブランドの紹介がありました。学生たちは、ミュージックビデオのようなブランド紹介ビデオや、全フロアにアイロンルームが設けられたユニークなホテル内の説明を伺い、独自性に驚いていました。

その後、総支配人としての仕事について説明がありました。管理者としてホテルをどのように運営しているのか、総支配人や、ホテルの成績がどのように評価されるのか?など、多岐にわたりました。また、それらが外資系と日本国内のホテルでどう違うのかが紹介されました。

他にも、田口氏の考える総支配人に必要な考え方から、ホスピタリティマインドと共に身につけるべき視点や能力を学ぶことができました。

後半には、ホテルで求める人材や、新卒者に期待することなど就職活動に役立つ考え方と質疑応答が行われました。

コロナ禍のホテル経営やキャリアを積む転職のタイミング、総支配人以降のキャリアについてなどの質問が集まり、ご自身が経験されたエピソードとともに回答いただきました。

■参加学生コメント

元々ホテルに興味がありましたが、今⽇の話を聞いて以前よりもっと興味を持つことができ、とてもいい経験になりました。(国際文化ビジネス・観光学科 2年・女子)

総⽀配⼈の役割や総⽀配⼈論、求める⼈材などの説明がとても分かりやすく、今私たちに必要な知識を学ぶことができました。⼤変なこともあると思いますが、その分⼤きな魅⼒もある仕事だと思いました。(国際文化ビジネス・観光学科 2年・男子)

ホスピタリティマインドだけでなく、ビジネスマインドの重要性について知ることができました。就職活動の際も、そのことを忘れずにいようと思いました。(国際文化ビジネス・観光学科 2年・女子)

■担当教員コメント

ホテル経営のトップである総支配人は、すべてのホテリエにとって憧れの存在であり、いつかチャレンジしたいキャリアの目標でもあります。
モクシーブランドでは総支配人のことを「キャプテン」と呼ぶそうですが、総支配人はまさに、ホテルを船に見立てた場合のキャプテン(船長)のような存在です。顧客や従業員だけでなく、オーナー、チェーン本部、取引企業、そして地域コミュニティなどさまざまなステークホルダー(利害関係者)との良好な関係を構築し、運営するホテルの業績を向上させるための方向性を示すことが求められるバランス感覚が重要なポジションです。
めったに聞くことができない総支配人の話を聞くことで、自分らしいキャリアをデザインするための参考にしてもらえたらと思います。

経済学部
服部淳一 専任講師

■リンク
モクシー大阪本町
モクシーホテル(ブランド紹介)
マリオット・インターナショナル(コーポレート紹介)