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2022年度入学式を挙行いたしました

4月7日(木)に神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズにおいて、2022年度入学式を対面にて挙行しました。
式典は新型コロナウイルス感染症対策のため学科ごとに時間を分けて開催いたしました。また、ご参加が難しい方のために、Zoomによるオンライン中継も行いました。

本学の入学式はキリスト教形式により執り行われました。学長より入学許可が与えられた後、それぞれの学科で新入学生代表による宣誓が行われました。建学の精神である「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」にのっとり、初心を忘れず自分の夢に向かって、皆で励ましあいながら努力することが宣言されました。

学長の式辞では、「社会科学では、科学者にとって必要であるのは、「冷静な頭脳と暖かい心(Cool Head but Warm Heart)」と言われています。これは近代経済学の創始者といわれるA. Marshallの言葉で、彼は生徒を貧民街に連れて行って、現場の社会的問題にも立ち向かうことを教えたといわれています。本学は「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」を建学の精神としています。最後の「人に仕えよ」は、この暖かい心をもって人と接することを意味します。新入生の皆様は、ぜひ「暖かい心」と「冷静な頭脳」、さらには「知的好奇心」を持って本学で過ごしてください。」 といった内容が話されました。

在学生代表による歓迎の辞では、経済学部の学生からは「これから始まる大学生活の中で、さまざま挑戦をして4年後の卒業時、大学生活があっという間だったと思えるぐらい充実した4年間にしていただきたいです。」
リハビリテーション学部の学生からは、「お互いを高め合う仲間や先輩、教職員の方々との出会いの一つ一つを大切にしてください。国家試験に合格できるように全力で学業や大学生活に取り組み、私たちと同じ理学療法士になるという夢に向かって一緒に歩んでいきましょう」 と励ましの言葉が歓迎の挨拶とともに伝えられました。

式典に参加した学生のコメント
● 経済学部 経済経営学科
・入学式に参加して大学生になった実感が湧きました。
・大学生活を通して社会のために役立てる力を身に着けたいと思います。
● 経済学部 国際文化ビジネス・観光学科
・ウエディングプランナーの夢をかなえるために資格の勉強や英語も頑張りたいです。
・たくさんの友達を作ってたくさんの友達と学べる4年間にしたいです。
● リハビリテーション学部 理学療法学科
・大学生になることで自由は増えて、自分で管理することも大変になるとは思いますが、4年後の国家試験に向けて勉強を頑張りたいです

式典に参加した保護者からのコメント
●経済学部
・普段の勉強だけでなく将来に向けて沢山資格をとって欲しいです。社会や人との関わりを通して成長する大学生活になればと思います。(姫路市・男子の保護者)
・得意な英語力を伸ばし、将来目標としている起業に向けて勉強して欲しいです。今しかできないことを頑張り、自分でレールを敷いて努力することを応援しています。(沖縄県・男子の保護者)
・キリスト教式の入学式は厳かで感動しました。子供は観光業界を目指しています。英語や観光の勉強だけでなく、留学生とも積極的に交流し、国際人を目指して欲しい。(高知県・女子の保護者)
・英語を頑張っているので、目標としている留学に挑戦して欲しい。自分らしく楽しい大学生活になれば嬉しいです。(徳島県・女子の保護者)
●リハビリテーション学部
・姉も神戸国際大学を卒業し、理学療法士になりました。一所懸命勉強し、患者さんに寄り添える存在になって欲しいです。(姫路市・男子の保護者)
・怪我をした際にお世話になり、理学療法士を目指すようになりました。大変かとは思いますが、勉強も大学生活も充実させて欲しいです。(伊丹市・女子の保護者)

学長式辞(学科ごとに内容がことなるため、一部抜粋しています。)

新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。保護者はじめ関係者にも、心よりお祝いを申し上げます。
さて皆様は、小学校以来の12年間の教育を終え、最高学府とよばれる大学でこれから4年間学ばれます。大学の教育が、これまでと異なるのは、皆様が自主的に主体的に学習を行なうという点です。これまでは、中学なら高校、高校なら大学と目標とするものがあり、それに向けての学習が主でした。しかし大学は異なります。従って、大学の4年間をどう過ごすか、その意義を見極め、確固たる生き方を持たないと、4年間はあっというまに過ぎてしまいます。
入学され感激を新たにされておられる今、大学とは何か、そこで何をすべきかを考えて下さい。大学は学問を行なう場であります。学問は、人間(ホモサピエンス)と生物を分ける大きな点です。人間以外は、学問をしません。人間は先人がなしたことを学習し、それを基礎にさらに新しいことを生み出して行きます。それでは学問の進歩を促すものは何でしょうか?それは知的好奇心です。「なぜだろう」という素朴な疑問が大きな発展につながります。
そして、身につけた力は、自らのためだけでなく他者のためにも使ってください。本学は「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」を建学の精神としています。社会科学では、科学者にとって必要であるのは、「冷静な頭脳と暖かい心(Cool Head but Warm Heart)」と言われています。これは近代経済学の創始者であるA. Marshallの言葉で、彼は生徒を貧民街に連れて行って、現場の社会的問題にも立ち向かうことを教えたといわれています。最後の「人に仕えよ」は、冷静な頭脳と暖かい心もって人に接することであります。
新入生の皆様は、ぜひ「暖かい心」と「冷静な頭脳」、さらには「知的好奇心」を持って本学で過ごしてください。

本学での学びや生活が充実したものになることを、心から祈念してお祝いの言葉とさせていただきます。ご入学おめでとうございます。

2022年4月7日
神戸国際大学 学長
辻󠄀 正次