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国際文化ビジネス・観光学科の学生が考えた国内旅行ツアーの商品化が決定しました

国際文化ビジネス・観光学科の観光特別クラスの3年生が在籍するゼミナール(担当:前田武彦教授)では、2021年度後期のプログラムとして国内旅行商品の企画をしました。

産学連携「旅」プロジェクトとして、6人のゼミ生がそれぞれツアーを考え、旅行会社6社8名の担当者様に対してプレゼンテーション発表を行いました。(プレゼンテーションの様子

そしてこの度、学生の考えた6つ全ての企画が商品化されることが決定しました。

発表会後に集まった旅行会社による打ち合わせと検討の結果、えすぽツーリスト様が商品化し、プレゼンテーション発表会に参加いただいた旅行会社各社での販売を予定しています。

学生たちには、2月1日(火)に行われた授業の中で前田教授より発表されました。直前に結果を知らされた前田教授はじめ、学生たちはその結果に驚きながらも嬉しそうな様子でした。

今後、商品化のために調整を進めパンフレットを作成し、店頭で販売される予定です。詳細が決まりましたらホームページ等でお知らせさせていただきます。

■旅行会社コメントの一例

「一つひとつの企画が異なり、非常に魅力的なプランが集まりました。あまり関西の方が訪れない魅力的な場所、旅行会社で働く私たちにもあまり知られていない宿や食事の施設、単体でツアー商品が組まれていない場所を掘り下げ魅力的なツアーとされていることなど、しっかり調査されていることに驚きました。」

「プレゼンテーションが非常に上手な学生さんもおり、この日のために練習をしたのが良く分かりました。ツアーの良さや商品化にかける思いがよく伝わりました。」

「商品を企画する上で、「私が行きたい」「私が泊まりたい」と言う思いが大切です。そこからお客さまに合わせて提案できるように、今回学んだことを今後に生かして欲しいと思います。」

また、授業の終わりには産学連携「旅」プロジェクトを支援いただいた旅行コンサルタントの神谷隆氏と、株式会社トップスタッフ関西支社課長の安田晋平氏より学生たちに対してコメントをいただきました。

神谷氏からは、各プランに対する旅行会社の方々からの評価ポイントを、具体的に紹介いただきました。また、安田氏からは「商品化される機会が与えられたので、次の段階として、売れるには何が必要かを考えると良い」とお話しいただきました。

■参加学生のコメント

あまり知られていない土地の魅力に気づいて欲しいと言う思いから、旅行プランを作成しました。神谷さんや安田さんからヒントをいただき、授業を重ねる毎に良いプランにすることができました。プレゼンは緊張し、もっとアピールしたかった思いはありますが、食事やお土産の提案など評価が高く嬉しいです。

国際文化ビジネス・観光学科
3年 寺下 一樹さん

元々興味があった伊豆を行き先と決め、そこからどのようなツアーができるか考えました。全体としてのまとまりだけでなく、旅行商品として魅力的に見えることを意識しながら企画しました。優雅な旅となるように、そして伊豆らしさが伝わるように工夫したツアーができて良かったです。

国際文化ビジネス・観光学科
3年 久保 翔櫻さん

SNSで見る美しい場所や物について、自分の目で見て、直接触れるような旅があればと考えました。「美的感覚」と言う抽象的なものを具体的なプランに落とし込むのに苦労し、授業のたびに悔しい思いをしていました。ですが、企画を通して、売る側と買う側の両方の視点で学ぶことができて良かったです。

国際文化ビジネス・観光学科
3年 後藤 彩音さん

バンジージャンプをテーマに、観光協会への取材もしながらプランを作成しました。発表前は緊張しましたが、本番は思ったよりも落ち着いて楽しみながらプレゼンテーションできました。神谷さんや安田さんにいただいたヒントをもとに、企画していたプランを広げたことが評価につながっていると思います。

国際文化ビジネス・観光学科
3年 毛利 華歩さん

ジビエに興味があり、このテーマを選びました。生き物が関わる内容にするためにプランを組み立てました。調べる中で社会問題も知ることができました。発表はとても緊張し、自分のプランは商品化が難しいと思っていました。ですが、講評でも良く言っていただき、商品化いただけることは嬉しく思います。

国際文化ビジネス・観光学科
3年 田崎 笑さん

流行に合わせて、若者をターゲットにプランを作成しました。旅程を一から作るのは初めてで移動から考えるのは大変でしたが、コンセプトに合わせた内容を盛り込み、納得いくまでプランニングできました。発表に向けてたくさん練習したおかげで、旅行会社の人の反応を見ながらプレゼンテーションできました。

国際文化ビジネス・観光学科
3年 太田 愛華さん

■担当教員コメント

今回、数か月をかけて、学生たち一人ひとりが考え、調べ、何度も練り直した、国内宿泊ツアーのコース案に対して、えすぽツーリスト様が全コースを旅行商品化し、しかも、ご参加いただいた各旅行会社6社すべてでその商品を販売していただけるという、当初予想もしていなかったご提案をいただいたことに、学生の指導を担当した私自身が驚いております。

各旅行会社様はそれぞれ独立した企業体であり、決して同じグループの企業でもなく、企業社会のなかでは、いわばライバル関係にある企業様同士です。にもかかわらず、各社が協力して、学生たちの企画造成したツアーを販売していただけるというのは、学生たちの熱意や努力の軌跡が各企業様に伝わり、各企業様が学生たちのその意気に感じていただけたのだと思います。営利を追求する企業の枠組みを超えて、このように各企業様がご協力いただいたことに、深く感銘すると同時に、各企業様には心より感謝申し上げます。

観光特別クラスでは、こうしたツアープランの取り組みばかりではなく、さまざまな観光の現場や観光コンテストへの参加などを通して、学生たちがつねに「遊び心」をもって「楽しく」実践的に学べるような、そういう教育体制づくりにつとめています。

神戸国際大学 経済学部
前田 武彦教授

■販売予定の旅行会社
ジィ・アンド・ジィ株式会社えすぽツーリスト
有限会社大西洋ツーリスト
株式会社夢旅人
株式会社新日本旅行
株式会社山旅人
NPO法人しゃらく
株式会社トップスタッフ

■リンク
観光特別クラス