NEWS

  • 教育・研究
  • 社会連携

ホテルオペレーションBにおいて、株式会社ダイブ様の特別講演を行いました

経済学部を対象としたホテルオペレーションB (担当:服部淳一専任講師)の科目において、株式会社ダイブ取締役山本拓嗣氏による特別講義を行いました。

2022年1月20日(木)の授業では、リゾート人材サービスを始めとした事業を展開されている株式会社ダイブの紹介からスタートし、リゾートホテル業界の人材課題、またこれから本格的に就職活動をスタートする3年次生へのメッセージからなる3部構成で進めていただきました。

株式会社ダイブは、四季折々の季節ごとに必要な人材を求めるリゾートホテル側と、リゾート地で働きたいという人材側と双方をマッチングする「リボンモデル」を実践されています。

現在、宿泊業界では慢性的な人材不足が起こっており、コロナ禍で採用人員が減少しているところ、今後コロナが収束し、利用者が再び増加するようになると更なる人材不足が予想されます。また「離職率など高い」「報酬が低い」「目指すべきロールモデルが見つかりにくい」といったリゾートホテル業界特有の問題点についてもお話されました。

最後に大学卒業後、有名ホテル勤務を経て、世界一周を旅し、夢であったDJを目指して努力されるなど、様々な経験を積まれた山本氏から学生に対して「知らない価値に触れる」「失敗を恐れず教訓を身に付ける」「経験の引き出しを作る」といった3つのアドバイスがありました。これらを実践していくとおのずと「人々に寄り添う力」、ひいては「人間力」が養われていくとのご本人の経験からお話しされました。

質疑応答の場では、学生から「人材が不足しているからといっても、ホテル業界の採用試験に落ちることもあり、どのような対策が必要なのか」等多くの質問にも丁寧に回答していただき、学生にとって大変有意義な授業となりました。

授業を聞いた学生は、「人材紹介の仕事や人材課題についてより深く知ることができました。(3年・女子)」「話のテンポが非常に聞きやすくて、聞いていてすごく楽しかったです。面接官の視点や、これまでのキャリアなどのお話も『なるほどな』と思うところが多く、私にとって有意義な時間となりました。(3年・男子)」「今日の講義を聞いて、ホテル業界の今(現在)がわかりました。お話された人材不足の課題は何が原因なのか、何が足りていないのかということもよくわかりました。これからの自分にも役に立つ言葉があったので実践してみようと思いました。(3年・女子)」と感想を述べています。

服部淳一専任講師は「ホテル業界の人材に関する取り組みについて様々な切り口から考える良いきっかけになったと思います。将来、どこで、誰と、なぜ、何をするために、どのように、働くかは皆さんが自分自身で決めることです(とても素晴らしいことです!!)。今回の講義をきっかけに自分らしいキャリアの探求を続けて欲しいと思います。」とコメントしています。

■リンク
株式会社ダイブ