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経済学部の学生が京都大学で開催された合同研究会で発表を行いました

経済学部の松本ゼミナールでは、経済、政治、社会、文化などにおけるグローバル化による影響や変化について、ビジネスやリスクの視点から研究しています。

このたび比較経済体制研究会共催のもと、京都大学、岐阜大学、関西大学、立命館大学、神奈川大学、創価大学、新潟県立大学、松山大学のゼミによる合同研究会が開催され、本学の学生が研究発表を行いました。

この合同研究会は他大学の学生たちと研究発表や交流を通じて、切磋琢磨することを目的に実施されています。

2021年12月26日(日)・27日(月)の2日間にわたり京都大学にて実施された今回の研究会は対面とオンラインで実施され、本学からは3年生11名が参加し、3つのグループに分かれそれぞれの研究について発表しました。

中国人留学生と日本人学生のグループは、「中国とアメリカのワクチン海外展開―公共財として考える」をテーマに新型コロナウイルスワクチンをめぐる大国のかけひきや、発展途上国との関係性について発表しました。

また、「メジャーで活躍する二刀流―大谷翔平」では、アメリカで活躍する大谷翔平選手について、経済効果と人種による差別・偏見を切り口にまとめた内容をプレゼンテーションしました。

「音楽業界がコロナ前の水準に戻るのだろうか?」では、日本人学生とネパール人学生が、新型コロナウイルスの影響による音楽業界で働く人々の苦境と、それを乗り越えるための変革を発表しました。

各ゼミ生の発表後、京都大学の溝端佐登史先生による比較経済入門の特別講義が開かれ、他大学の学生とともに授業を受けました。

参加した学生は、「私たちのグループは、新型コロナウイルスの影響を受けて音楽業界の現状はどうなっているのか、主に収益面に焦点を当てて研究しました。情報が少なく信頼のおけるデータを探すことに苦労しました。発表はとても緊張しましたが、自分達が興味を持ったテーマについて伝えることができました。

また、その後の質疑応答にもしっかり答えることができました。さらに、他大学の学生の発表を見て、研究内容もプレゼンテーション方法も勉強になり、良い経験になりました。(3年・男子)」とコメントしています。

ゼミナールを担当する松本かおり教授は、「資料収集の方法、参考文献の使い方など、基本的な研究作法を学び、その上で関心のあることについてグループで協力して調べて、発表に臨みました。

単に調べるだけでなく、社会において自分たちの研究の学問的意義がどこにあるかなどを考えることは難しかったと思いますが、学生たちは悩みながら研究内容をまとめる努力をしていました。また、合同研究会により、自分達の発表だけでなく、他大学の発表や質疑応答の様子からも学べる点があったと思います。

ゼミでは、グローバル化やそこから生じる社会問題について学んでいます。今後も、それらを広く見すえて研究することにより、社会に出てからも異なる価値観をもつ人々と協働できる力を身につけてほしいです。」と振り返っています。