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部活マネージャーの高校生を対象として、アイシングやテーピングの講習会を実施しました。

2021年7月31日(土)に、クラブ活動でマネージャーを務める高校生を対象に、部活動ですぐに活用できる実践的な「アイシング・テーピング技術講座」を行いました。

運動・スポーツにはケガがつきものですが、今回の講習会は選手を支えるマネージャーが、熱中症に対する正しい医療知識や、適切なアイシング技術、テーピング術を身につけることを目的に実施されました。

講座は、講義と実技形式で行われました。初めに参加者は所属しているクラブ、学んでどう生かしたいかの自己紹介をしました。その後、練習や試合の際にマネージャーとしてチェックしなければならないこと、選手の体調管理、大会参加時に気を付けておくことが具体的に紹介され、あらためてマネージャーの重要性について説明がありました。また、負傷内容や頻度、外傷の起きやすい場所など競技別に学びました。

熱中症については、身体の働きや症状について解説があり、練習中や試合の際にどの点に気をつけなければならないのか、水分補給の目安、飲料の種類別の特性、効果的な補給方法について学びました。参加した生徒たちは熱中症の多いこの時期だけに、真剣に説明を聞いていました。

後半には、足関節のテーピング実技が行われました。参加した生徒たちは2人1組となり、扇状螺旋法によるテーピングを行いました。失敗しながらも、何度も巻く練習をしました。

参加した生徒の皆さんからは「部活動でも選手が足首や膝の怪我をしており、テーピングの技術を身につけたいと思い参加しました。学んだことを生かしたいです。(大阪府・女子バスケットボール)」「アイシングもテーピングも初めて知る内容でした。また、選手の体調管理のためのコミュニケーションの重要性も学ぶことができました。(神戸市・男子ソフトテニス)」「選手をしていた時にテーピングをしてもらったことはありますが、自分が人にやるのは難しかったです。ですが、選手のためになるのでしっかり身につけたいと思います。(神戸市・男子サッカー)」「テーピングの違いや、巻く順序など覚えることが多くて大変ですが、家でも練習したいです。(神戸市・男子バレーボール)」などと感想をいただきました。

今回の講座で講師を務めた理学療法学科の南場芳文先生は、「マネージャーの役割とはチーム全体だけでなく、個人個人の選手を細かくみてあげる必要があり、それは簡単なことではありません。今回は選手の体の部分に注目して①熱中症の予防、②けがへのアイシング実技と実験(皮膚温と感覚の評価)、③足首のテーピングの実技を行いました。
 皆さん非常に熱心で、時間が経つのも忘れて集中して学び、テーピングやアイシングの技術を習得されており、のみ込みの早さにびっくりしました。これからもチームの縁の下の力持ちとなってマネージャーとしてご活躍をください。ご参加いただき、ありがとうございます。」とコメントしています。

なお、神戸国際大学ではリハビリテーション学部理学療法学科の総合型選抜において、マネージャー経験を生かすことのできる入試として、AO入試マネージャー型を実施しています。詳しくは下記または入試センター(078-845-3131)までお問い合わせください。

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