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阪神御影市場「旨水館」にて、本学学生がベトナム料理のイベントを実施しました。

2020年1月11日(土)に経済学部の学生が神戸市東灘区「阪神御影」駅の近くにある、御影市場「旨水館(しすいかん)」にある交流広場において、ベトナム料理のイベントを実施いたしました。

御影市場「旨水館」

経済学部のマーケティングを専門に学ぶ滋野英憲ゼミの留学生18名が中心となり、商店街において一日限定でベトナム料理の店舗を出店しました。学生たちは前期に「生活と商店街」の科目を通して、日本の商店街の現状を学び活性化に研究をしてきました。このたびゼミの中で学んだ成果を、包括協定提携先で開設100周年を迎えた歴史ある御影市場「旨水館」に、店舗展開の企画を提案し、実現することができました。

当日は11:00の開店とともにお客さんが集まり、店は大賑わいでした。牛肉や鶏肉のフォー(米粉麺)、揚げ春巻き、揚げ手羽先の4種類のメニューでしたが、学生たちは接客に調理に大忙しで、お昼時は外に行列ができる程でした。予想していた以上の方にお越しいただき、一部のメニューは昼には売り切れたため、追加で食材を調達したほどでした。

通りで学生たちが配ったチラシをご覧いただき来店していただいた方や、口コミで来てくださった方、偶然通りがかりにお越しいただいた地域の方をはじめ、友人が店を出すからと訪れた本学の学生など、様々なお客様に来ていただき、店舗運営や集客の学びになっただけでなく、あらためてみなさんが商店街を訪れ、その魅力を感じていただくきっかけとなりました。

お客様からは、「友人から聞いてこのイベントを知りました。フォーとはるまきを食べましたが、日本人に合う味でとても美味しかったです。(神戸市東灘区の女性)」や「とても美味しかったので、今日だけでなくまたお店を出して欲しいです。(神戸市北区の男性)」などとコメントをいただいています。

また、御影市場「旨水館」で交流広場を運営する東灘地域助け合いネットワークのご担当者様からは、「100周年を迎え、古くから愛されている歴史ある商店街ですが、シャッターが閉まったままの店舗もあります。そんな中、商店街にたくさんの方にお越しいただく機会ができて、良いイベントだと思います。」と学生の活動を応援していただけました。

大盛況のイベントでしたが、店舗運営は大変だったようで、学生たちは「たくさん準備してきましたが、実際の店舗運営は大変でした。役割分担をもっと上手にできれば、良かったと思います。
ですが、お客様の半数以上がチラシを持って来店されたことは、広告としてうまくできたと思います。その結果、牛肉のフォーを除き、すべて材料が無くなり完売となる程売れたのは良かったです。
今後も時期を変えるとお客さんが集まるのか?や、学生をはじめとする若いお客さんにもっと来てもらうにはどうすれば良いか?など商店街の活性化について考えていきたい」とコメントしています。

マーケティングのゼミや「生活と商店街」の科目を担当する滋野先生は「プロのベトナム料理人に、日本人の舌に合うように調理を学んだことで、自信をもって店を開くことができたことは良かったと思う。また、チラシによる広告が、商店街の客層や店の内容を考えて作られていたことも集客につながっている。
ただ、学生たちも反省点としてあげている、若者を商店街まで足を運んでもらうと言う点については、宣伝方法も含めて課題として残る。実際に商店街でも新たな層の顧客をつかむことが非常に重要である。また、一日だけの店舗であるが内装など、通りがかりの人にもっと来店してもらえるような工夫も、商店街で店を出す上では重要なので、その点も気づきがあったのではないか。そういう意味でもゼミで学んだことが生かされていると実感した。」とコメントしています。

■リンク
御影市場「旨水館」
マーケティングコース